今年が終わる
12月 1年をゆっくりと振り返る季節です
Astier de VillatteのIvan、Benoit そしてBazar et Garde-Mangerバイヤーmartheと話していても
ふとしたところで繰り返し出てきたキーワード それは“過去”
martheは
「過去に決してしがみつきたいわけではなくて、常に前を向きつつ、未来に進みつつ、
“過去のもの”をピックアップして現代の感覚とMIXするのが 好きなの」と言っていた
Astier de Villatteのクリスマス イベント用に彼らが買い付けてきてくれたもののなかで
そのコンセプトがすごく好きだなあと思うものが
それはこれ
NYの女性がデザインした ヴィンテージ織物の三つ折財布
素材は歴史的な男性の衣類から
例えばそれは70年代のネクタイ、古典的パターンのツイードジャケット、ヴィンテージシャツ・・・
そうその昔 私達の父や祖父が仕事に出掛ける時に身に付けていたような
今はツイードのセットアップを着て こんなネクタイを締めて仕事に出掛ける・・・という人はまずいないでしょう
それどころか スーツを着て仕事に出掛けていく人も少なくなっている
これは そんなスーツを着ない人たちの為に作られた財布
自分の父や祖父がこれを着て 汗水流しかつて働いていた そんな時代も思い出もポケットに忍ばせて
ものすごいスピードで たくさんのことが変化して あっという間に“過去”になってしまうけれど
こうして受け継がれていくものもある
そういえば
ある雑誌企画でAstier de Villatteの二人に 来日中彼らが日本で撮影した写真を回収していたのですが
とても彼ららしく素敵だったので ここに
photo by Ivan
すごく大きな荷物を数人でなんとか運び上げていたのが すごく面白かったのだそう
東京のお店で小さな人形を購入した際 きれいな布で包んで渡してくれたのがとても印象的で
東京の町並みと人形、人形を包んでいた布を撮影したのだそう
アトリエのBenoitのパソコンの壁紙もこの写真を使用
写真を見るたびに東京の楽しい思い出が浮かんでくるのだって
なんだか嬉しい
最近フィルムカメラばかり使うので すぐパソコンで掲載出来る写真がありません
Bazar et Garde-Mangerのイベント風景もたくさん撮っているのになあ
フィルムで撮影すると その光景をもう忘れたころ 手元に写真がやってきて
それが“過去”になって ちょっと切なくなって
いいのです
SATO

